第2話

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コブラマンとアサシンビートルの死闘が始まった。 「死ねー」 アサシンビートルは得意の角攻撃でコブラマンを襲うが、素早く交わしてはキックで反撃した。 「くそー。何て固いボディーだ」 コブラマンの攻撃は怪物には通用しない。 「よし、コブラクローだ」 コブラマンの右手の指先から毒牙が射出されると、一旦、腰を低くして、一気に怪物目掛けて飛び掛かった。 「うわあ」 必殺のコブラクローも通用しない。「バカめ!俺の体は硬質ラバーで出来ているのさ。きさまの攻撃なぞ効かぬわ」 怪物は高笑いした。 「奴にも弱点はあるはず…。そうだ、目だ」 コブラマンは天高くジャンプすると怪物の背中におぶさり、右の目にコブラクローを撃ち込んだ。 「ガーギー」 怪物は悲鳴を上げ、苦しむ。 「いまだ!コブラキーック」 コブラマンの止めの一撃が毒で溶け始めた怪物の体を貫いた。 怪物は倒れ、大爆発を起こした。 「勝った…」 「龍ちゃん、よかった。生きてたのね」 綾香は嬉し涙を流しながらコブラマンの手を握った。 「三波。お前…」 西山は変わり果てた龍二の姿を見て絶句した。 変身を解いた龍二は、2人に敬礼すると、 「ご心配お掛けしました」 と笑顔で答えた。 「また、一緒に仕事できるのね」 綾香ははしゃいだ。
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