第1話

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この二人が張り込んでいる洋館で、数年前から真夜中になると人の悲鳴や獣の鳴き声がすると噂されており、偶然にも同じ頃から謎の失踪事件が相次いで起こっていたのだ。 二人はただ、ジッと待ち続けていた。 そして時計が午前0時を指したその時、洋館の方向から「きゃあ」と、若い女の悲鳴がした。 「龍二、行くぞ!」 二人は車を降りると拳銃を片手に洋館に乗り込んだ。 「しまった」 龍二が蛸の怪物テンダグロンの太い鞭のような触手に捕獲された。 「龍二!畜生!」
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