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「すみません。僕がモタモタしていまして」
瞬はすっかり元どおりになった自分の心から謝罪の言葉を口にする。
「瞬、たとえそうであっても桜は瞬を待っていたのであろう?
人を待たせるっていうことは相手にたいしてすごく失礼な事だ。
桜はそれを分かっていて瞬を待っていたんだ。桜にもその責任がある。
だから瞬、私に謝るのはいいが桜にも謝るようにな」
お父さんはそう言って瞬の肩をポンっとたたくと車に乗り込んだ。
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