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正座をし、頭を
伏せていた九十九尾
次に頭を上げた瞬間!
「ぬ…っ!?」
眩しいまでの神気で
一瞬、目を瞑る
そして恐る恐る目を開けた…
其処には美しい女性達が
特に中央の女性2人は
神気のオーラを放ちながらも
一人は容姿端麗
思わず九十九尾も
見とれてしまう位の美人
そしてもう一人は
身長にして30センチ
落ち着いた雰囲気の
女性である…
「(…なる程…このお方達が
雅様と頼香様か…)
お招き頂き誠に
ありがとうございます
見せ物屋『奇々怪々』
妖狐の九十九尾と申します」
九十九尾は一同に
深々と平伏した
その時、雅が静かに口を開く
「策夜、案内ご苦労様でした…
そして九十九尾殿
ようこそ、天照へ」
「は…ははーっ!」
その優雅かつ優しい口調は
九十九尾を再び平伏させる
「涼歌から話は聞いてるわ
九十九尾は見せ物屋なのよね!
遠慮はいらないわ
パーッとやっちゃって!」
「貴方が九十九尾ね
ね、ね、あなたの見せ物は
奇術?大道芸?」
頼香と同じく横の
白虎耳の娘が九十九尾に
質問する
「麗…それはこれから…」
その様子は黒い翼を持つ
女性に制された…
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