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「さて…これで全員かしら?」
「あら?涼歌は紹介しないの?」
頼香は涼歌に問う
「あ…いえ、頼香様
我は既に挨拶は済ませて
有ります故…」
「あ、雅様、私も挨拶
済ませてますよ~!」
涼歌の隣に居た
策夜も声を上げる
「あら、そうですか…
では九十九尾様
お手前、拝見させて
頂けますか?」
「は…はあ…では先ず…」
九十九尾は荷より
花札を取り出す
「花札?」
「はい、ではこれを
私に解らない様に
一枚抜き取って貰います
では…雅様、一枚
何処でも良いので
抜き取って下さい…」
「ええ…じゃ…」
扇形、裏返しに
広げられた花札を雅は
一枚、適当に抜く
「抜きましたか?
では私に見えない様に
確認お願いします…」
皆が雅の後ろに集まる
雅が取った花札に
描かれてた絵は〓
「確認しましたか
ではどこでも良いので
この花札の束に戻して下さい」
雅は言われるままに
適当に札を戻す
「次に…札を混ぜる訳ですが
私がやったのでは
インチキ臭くなるので…
これを…麗牙様!」
「え?アタシ?」
「はい、この札を
好きなだけ混ぜて下さい」
九十九尾は麗牙に花札を渡す
「よ~し、混ぜるぞ~!」
流石は抜群の反射神経の持ち主
物凄いスピードで花札が
目の前でシャッフルされる
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