緊急コラボその2 放浪狐の天照物語(前)

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「さて…これで全員かしら?」 「あら?涼歌は紹介しないの?」 頼香は涼歌に問う 「あ…いえ、頼香様 我は既に挨拶は済ませて 有ります故…」 「あ、雅様、私も挨拶 済ませてますよ~!」 涼歌の隣に居た 策夜も声を上げる 「あら、そうですか… では九十九尾様 お手前、拝見させて 頂けますか?」 「は…はあ…では先ず…」 九十九尾は荷より 花札を取り出す 「花札?」 「はい、ではこれを 私に解らない様に 一枚抜き取って貰います では…雅様、一枚 何処でも良いので 抜き取って下さい…」 「ええ…じゃ…」 扇形、裏返しに 広げられた花札を雅は 一枚、適当に抜く 「抜きましたか? では私に見えない様に 確認お願いします…」 皆が雅の後ろに集まる 雅が取った花札に 描かれてた絵は〓 「確認しましたか ではどこでも良いので この花札の束に戻して下さい」 雅は言われるままに 適当に札を戻す 「次に…札を混ぜる訳ですが 私がやったのでは インチキ臭くなるので… これを…麗牙様!」 「え?アタシ?」 「はい、この札を 好きなだけ混ぜて下さい」 九十九尾は麗牙に花札を渡す 「よ~し、混ぜるぞ~!」 流石は抜群の反射神経の持ち主 物凄いスピードで花札が 目の前でシャッフルされる
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