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「合格よ、九十九尾
楽しませて貰ったわ!
この国での商売、認めましょう
…で…何だけど…
さっきの栞の手品のタネ…
教えてくれない…イタタッ」
その言葉に菫が雅の耳を摘む
「雅様!手品師に
タネを聞くのは無粋です!」
「栞?私達には手品の
タネ教えてくれるわよね~」
「あ、頼香ズルいっ!」
「え…あと…その…」
栞に詰め寄る頼香、麗牙、棗
一方、3人詰め寄られ
モジモジする栞
「雅様、頼香様…
九十九尾はこの天照を
人間、妖怪問わず
笑顔にしたいと…」
「あ、涼歌!何言って…」
涼歌は雅、頼香に進言する
恥ずかしがる九十九尾だが…
5人からは驚きの声が上がる
「凄ーいっ!
言うじゃない九十九尾!」
「良い目標よ
頑張りなさい九十九尾!」
「私達も応援してますよ」
「皆の笑顔が…増えるなら…」
5人から声援を受け
平伏する九十九尾
そして城から出
朧車に乗る涼歌と九十九尾
「なあ涼歌…何で
いきなりあんな事を…」
「目標実現には後ろ盾が
多い方が良いじゃろ?
言ったからには
やってみせろ九十九尾よ…」
「ん~…まあ…それが
俺の目標でもあるからな…」
九十九尾は自分の頭を
掻きながら答える
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