僕と「僕」

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  「僕は一体何者なのか?」     キラはカレンに分かるよう簡単に説明した。   汚れのない天使の心が僕。 悪さばかり考える悪魔の心が「僕」。   しかしキラには、「僕」の代わりに違う何かがいる。第三者が。     理屈は分かる。 けども、イマイチしっくりこない。   カレンはそんな顔をしていた。   それでも、キラが背負う重荷の大きさを知った。     「あ、あたし……何かキラの力になれない?キラが背負ってるものをほんの少し分けて欲しいの」     キラの苦悩はカレンの苦悩。   キラが苦しむところは見たくない。 キラが悲しむところは見たくない。   だってそれは、あたしも感じてしまうから。   あたしの勝手な思い込みで図々しいかもしれないけどね。  
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