高校生になりました。

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「アレだよ、アレ!!ロン毛の」 そう言って指を指して説明してくれたのは隣に座っている小さくて可愛らしい女の子。 赤い髪とそばかすは赤毛のアンを思わせる。 良く見ると目は色素が薄く、灰色だ。 ハーフかしら?髪も純粋な赤毛って感じでもないしね。 掘りも深いし顔も小さい、色も白い。 テレビ以外で初めて見たハーフに感動した後、彼女がロン毛だと言った先生を探す。 「あぁ、あの先生なのね。へぇー。教えてくれてありがとう。」 隣の赤毛のアンにお辞儀をする。 「いやいやいや、そんな大層なこと言ってないし!!」 そう言ってケタケタと笑う赤毛のアン 何か可愛い。 「私、一瞬4番目に紹介された秋本先生かと思ってしまったわ。」 秋本 友明【アキモト トモアキ】先生(推定30過ぎ)。 ロン毛の先生が見えてなくて、他に一番若い男の先生といえばそれくらいだった。 失礼だけれど正直「あの先生なの???」と疑問符がいっぱいついた。 「アハハッ!!マジで?!秋本は無いわ~。ナイナイ!!アハハハハ!!面白いな、花咲さんって!!」 「私も失礼だけれど秋本先生だと思った瞬間、頭の中が疑問符でいっぱいになったのよ。」 と、コクコクと頷いてしみじみいえば、赤毛のアンは 「アハハハハ!!マジウケるわー。」 と更におかしそうに笑った。
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