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彼は、付き合ってからの1ヶ月もの間、特に働く気もなく毎日だらだら私の学校の帰宅を待っている日々だった
私が、バイトのある日はバイトの終わる時間に迎えに来たりと何にも縛られない生活
そして、喉が乾いたお腹がすいたと言って
私にねだり、毎日、500円や1000円ちょうだいと言ってきた
私は、男に貢ぐ気も、男をひもにする気もさらさらない
最初は年下だしと、許してきたがいずれ限界は来た
倖「1週間だけ待つ!1週間の間に、どんな仕事でもいいから見つけて来て!それが出来なければ、別れる」
そう彼に告げた
正直、彼が仕事を見つけてくる可能性はゼロに近かったので、別れる覚悟はしていた
好きだけど、この関係は続けれない
年上と付き合っているからには更正して欲しい
そんな気持ちがあった
彼は私の言葉を聞くなり、付き合いを諦めると思った
金髪で、スエットで口ピに煙草
そんな彼が、毎日、遊んで過ごしているこの環境から、抜け出せないと思った
でも彼は、口ピをはずし、髪を茶髪にし、カジュアルな服装に変わり、1週間後居酒屋のバイトを決めてきた
そんな彼に、私も驚いたがそれと同時に、今まで働け!更正しろ!と言っていた大輔のママも驚いた
この日から彼も私も大輔のママも少しだけ、1歩前に進んだ気がした
彼の根性は、この時、確か物だと確信したよ
彼との将来が少しだけ見えた気がしたよ
彼の行動力。それは、、凄く純粋で綺麗に輝くまねできない物だった
やっぱりあなたの行動力に出会った時から私は惹かれていたのかもしれないな
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