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大輔と付き合いだしたものの彼はニート
デートといえば、公園か大輔の実家だった
記念日は2月24日
こんな寒い中、19歳の私と16歳の大輔が長時間公園で過ごせる訳がない
そんな訳で、毎日、大輔の実家にいりびたっていた
大輔「俺のおかん、好き嫌い激しくて俺のツレには、皆、愛想悪いから気にすんなよ」
初めて、実家に行った日、そう彼が言った
倖「おじゃまします」
一生付き合う気もないし適当に親と付き合っていればそれでいいか
今までの彼氏の親ともそんな感じで付き合ってきたし...
そんな軽い気持ちで大輔のママに初めて挨拶をした
大輔のママは台所でこっちを振り向きもせず料理をしていた
大輔「おかん!俺の彼女の倖やねん」
大輔が話しかけて、初めて振り向いた
それは、お世辞でもいいとは言えない程に、愛想が悪いママだった
好かれてはいない
それぐらい初対面でもわかる程に...
倖「川口倖です よろしくお願いします」
またしても、彼のママは無言だった
2度も話かければ、嫌われている事くらい確信出来た
何もしてないのに意味わからんし
そう思って、彼の部屋がある2階に上がった
それからというもの会話をしてくれないママに「おじゃまします」の一言だけ告げて2階に上がる日々だった
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