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アキラとだけ名乗った男は直後、俺の部屋の玄関前で行き倒れた。
「……は?」
「※〒◎▽……」
聞き取れなかった。
が、意味が分かった。
お腹空いた。だ。
放って置こうかと思ったのだが、2階に住む三階堂に見つかってしまった。
「なんだ、行き倒れか?」
「……………」
「あからさまに嫌な顔するなよ、一緒に寝た仲だろ?」
「誤解を招くような言い方は止めてください」
「事実だろ? それよりそれ、中に入れてやれ」
早く三階堂から逃げたくて、俺はアキラを中に引きずり入れたのだ。
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