3と2のつく教室

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「ミツ、ミーツっ!」 んあ? どした? 「お前、大丈夫…か?」 「昨日休んだだろ?」 あ~、うちのじじいが倒れたから、病院行ってたんだよ。 「えっ!?」 「お前ンちのじいさんて、あのすげー武勇伝の…?」 本気にすんなよ、あんなホラばなし。 「いや、あれはマジだって。俺の親父が言ってんだから」 「商店街じゃ伝説だぜ、お前ンちのじいさん」 「そのじいさんが…倒れた!?」 おう。 医者の話じゃ昔打った頭の傷が復活したらしい。 「……うわ、なんか納得…」 「で…大丈夫なのか? じいさん」 あ~…、忌々しいけどな。 むしろピンピンしてやがらぁ 「「「流石…」」」 それよりよ、昨日のK-1見ただろ? 「ん? ああ、トーゼン!」 「やっぱ桜庭つえぇ!」 「バッカお前、ジヤルガが最強だろ!」 あー! だよな! ジヤルガの開始18分ノックアウト、俺鳥肌たったわ。 「やべえ格好いいわ」 やっぱノックアウト見なきゃK-1じゃねえよ! 「ん~? ミツ、黒板に何書いてんだ?」 見ろ、昨日のジヤルガ対熊井戦。 開始18分ノックアウトの瞬間だぜ!  
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