プロローグ

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光があって陰がある。 陰があって光がある。 光は大舞台に立ち、歓声を浴びる。 陰は、それを裏側で支えてる。 陰は歓声を浴びることはない。 でも、それでいい。 光が大きな歓声を浴びればいいんだ。 それでいい。 僕は陰のように君を裏側で支えていればいい。 君の喜ぶ顔が見られれば。 誰にも気づかれなくても……。 それが僕の幸せだから……。 それだけで良かったのに………。
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