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章のタイトルを見てわかったかもしれないが、この物語は実はミステリーなのである。
内容はこうだ。
昭和五八年初冬、春見沢村。前崎圭香(女)が転校してきて間もない頃。
「嘘だっ!」
いきなり叫びだしたこの女の名前はそのざ――
「違うっ!」
彼女の名前はアレクシア。綺麗なドレスに身を包み、アレクシアは優雅に一礼した。
「しないから。てかアレクシアって誰!綺麗なドレスって何!」
こうやってこの物語の作者は文字数を稼いでいるのである。
「そうじゃないでしょ!」
ああ、とりあえず紹介をしてなくてはいけない。
僕の名前はセバス。どこにでもいる一流の執事SA☆
「はい嘘。ちゃんとして」
仕方ない……。まず彼女の名前はカノン。赤いショートヘアでスタイルはまぁまぁだけど顔は一部の男に人気が出そうな感じ。
「一部!?」
服装は……ご想像にお任せします。
「えぇ!?それじゃ私のファッションセンス最悪みたいに聞こえるじゃないの!」
ふむ。ファッションセンスも何も、カノンはセーラー服姿である。別に作者が服装考えるのがめんどくさ~いと思ったわけではない。
「そんなこといちいち言わなくていいって」
ただ作者がセーラー服好きなだけなのである。
「その説明もどうかと思うよ!?」
それで次はオラの紹介だ。
「わけわかんないから一人称、一つに統一しなさい」
オラ、ムラムラしてきたぞ。
「やめい」
はい。
俺はカノンの弟のアロム。
「何その名前!違うよね!?てかいつの間に私の弟になったの!?」
実の名はドジュー。
「いいからはよ本名言えよ」
ヒュム。それが俺の本名である。
「ようやく話が進んだわね(汗)」
美男子で女子たちからモテモテ。もちろんカノンにも毎晩お世話になってます。
「何変なこと言ってるの!別にモテてないでしょ!」
しかし後者については否定しないカノンなのでした。
「う、うるさいうるさいうる――はっ!」
メロンパンを与えてみた。
「し、仕方ないわね。あなたがどうしてもっていうならもらってあげるわよ」
いきなりのツンデレキャラ。
ところで俺の容姿は黒髪ヘアに身長は一七○センチ。体重は不明。顔はまぁまぁじゃね?
「どうして疑問形?ていうか一部日本語がおかしいわ!」
だって一部日本語じゃないから。
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