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今日は同僚のアヤネ――江藤 綾音(えとうあやね)も居ないし。
一人で淋しいランチを取っているところだった。
「久遠時君、一人かい?」
会議室でダークオーラを放ちながらあまり箸の進まない食事をしていると、声を掛けられた。
この声は・・・・!!
声を聞くだけで、ドキドキしてしまう。
私が彼氏出来ないのは、この人のせいだっ!!
「三輪さんっ・・・・」
体温が上昇するのが解る。
「隣、いいかな?」
「あっ、ハイ、どーぞ!!」
慌てて食べかけの弁当を隅に押しやり、三輪さんが座れるスペースを作った。
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