Office02・限定デートの始まり

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 現在、午後六時。  今日は流石に昨日のように五時には仕事が終わらなかったので、とりあえず本日の報告を提出して、帰宅準備を始めた。  ロッカーで着替えを終えて外に出ると、何と真吾君が立っていた。 「もうお帰りですか?」 「え、ええ。まあ」  真吾君て、何か苦手だよーっ!! 「三輪さんとのデート、あまり頑張らないで下さいね」 「なっ・・・・!!」  驚いた顔を見せると、真吾君は笑い出した。「ホラ、解りやすい」 「ちょっ・・・・からかわないで!」 「そんな可愛い所も好きですよ、和歌子さん」  屈託のない天使のような笑顔だと思っていたけど、急にヤツの笑顔が悪魔の笑顔に見えてきた! 「やっ、やめてよ! 誰かに聞かれたらどーすんのよっ、バカ!!」  絶対からかわれてるわ!  この悪魔に!!  散れッ! 悪霊退散!!  
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