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とりあえず映画を見て、しっかり動物の話に感動して、その後三輪さんと食事に行った。
今日は、昨日と違って洒落たイタリアンレストランに連れて来て貰った。
「僕が行く店は、この位がもう限界だな。これ以上洒落た所は、肩がこる」
爽やかな笑顔が素敵な三輪さん・・・・。
私が奥様だったら、絶対こんな無理させないけどなぁ。
ていうより、私も肩こりそう。
「今日は、僕のイメージとか、そういうの聞かせてくれないかな? 例えば、日本酒よりワインが似合いそう、とか」
「ああ、そうですね。日本酒より、ワインが似合いそう!」
「やっぱりそう見えるかい。まあ、僕も頑張ってそう見えるようにしてきたからね。この何年間は」
「三輪さん・・・・」
「まっ、折角久遠時君が、僕のために一週間も貴重な時間を作ってくれたんだ。大いに楽しもう」
三輪さんは、注文したシャンパングラスを少し上げ、私のグラスにチン、と重ね合わせた。
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