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「気にしないで、食事続けてね。ん、もしかして久遠時君の手作り弁当?」
はっ・・・・恥ずかしい!!
昨日の残り物を詰め合わせただけの残り物弁当を、憧れの三輪さんに見られるなんて・・・・。
穴があったら入りたいよ・・・・。
「こんな美味しそうなお弁当を作ってもらえる、久遠時君の彼氏がうらやましいな」
爽やかな笑顔を見せられ、コレは残り物詰め合わせ弁当なんです、とはモチロン言えずに笑ってごまかした。
彼氏なんて、居ませんってば。
「僕もお昼一緒したいところだけど、もうすぐ会議が始まるんだ。だから・・・・」
少し言葉を濁しながら、言い難そうにする三輪さん。
「どうかしましたか? 雑用があるようでしたら、片付けておきますけど?」
彼の意図がよく解らない。
とりあえず三輪さんの雑用なら引き受けよう。嫌な顔せずに。
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