序章

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    中学生だった僕はギターに専念したいが為に所属していた部活を退部し、放課後は家に帰ってすぐギターを手に取り、近所の迷惑も考えずに夜遅くまで弾き続けた そんな毎日を送っていたからか、僕は周りが自然と聞けるくらいに弾けるほど上達をし、自分で作詞作曲もするようになった たまに友人などに披露すると、これが意外にも好評だったりするのだ そうなると次の欲求が生まれてくる 今度は一人ではなく、何人かで一緒になって音楽を奏でたい そしてもっと多くの人に自分が作った音楽を聴いてもらって喜んでほしい それはつまり、バンドを組んでライブをしたいというギター少年ならば誰しもが必ず思うであろう願望である。 そんな願いを叶えるべく、僕はバンド活動を共に行うメンバーを探し始めた .
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