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「え?」
「ですから
僕も一緒に行くと
言っています。」
一瞬事態が飲み込めなかった。
把握するまでに10秒はかかっただろうか。
あの右京が自分と一緒に…!?
普通ならそんなに驚く事ではないのだが
右京に限っては珍しい事だった。
ましてや亀山にとって右京は特別な存在であり、密かに神聖なモノも感じていた。
そんなだからつい
どう対応したらいいか迷ってしまった。
「どうしたのですか亀山君。
行かないのですか?」
「あ、いえ
う…右京さんもトイレ
行くんですねぇ」
つい思ったままを口にしてしまった。
別に嫌みでも何でも無い。
ただ「アイドルはトイレに行かない」的な思いがあった彼は
右京に対してそんな思いを持っていたのだ。
だが等の右京にすれば
それは疑問だらけの言葉。
「それはどういう意味ですか?」
と聞かれるのは必至だった。
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