WC

2/5
前へ
/5ページ
次へ
ある晴れた日。 いつもと変わらない時間が過ぎ行くそんな中 杉下右京と亀山薫は 警視庁の一室 特命係の部屋に居た。 特に仕事をまわして貰える筈もなく 暇をもて余していた―――― 持て余していた暇を潰すかの様に 彼はトイレに行く事を思いつき 飲みかけていたコーヒーを置くと 「右京さん 俺、ちょっとトイレ行ってきます。 どうせ暇なんで。」 と、 部屋を出て行こうとしたのだった。 だが、その時 「ちょっと待って下さい亀山君。」 と、後ろから自分を呼び止める右京の声が。 どうせ暇などと…と またお小言を言われるのかと思った亀山は 「何すか!?」と 棘ありげに返事を返した。 所が その返答は彼の予想だにしないモノだった。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

37人が本棚に入れています
本棚に追加