ようこそ、文化部へ

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チュンチュンと雀の声が聞こえて目を開けると眩しい朝日が目に入る。時計に目をやれば、少し早いくらいだけど、用意してバスに乗るまでちょうどいい時間だ。 周りを見ても、いつもの私の部屋。服もお気に入りのチェックのパジャマだし、日課っていうか習慣になっている今日の持ち物が全部机の上に上げてある。 ……あれ、私さっきまで先輩と保健室で話していたんだよね……もしかして、夢だったのかな。 夢……ならいいなぁ。そうだよ、夢ってことにしておこう! 半ば現実逃避に思えるけど、平和な朝を無駄にしたくない。 元気よく一階のダイニングへ向かった。
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