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「…では、授業はこれで終わりだ。宿題はしっかりやってくるように!委員長、号令!」
「起立、気をつけ、礼」
四時間目終了!
さて、生徒会室に行くか。
「あ、やっすーは生徒会室に行くんすか?」
「うん。瑞姫先輩に呼ばれてな。行ってくるよ」
「わかった。じゃあ俺たちは二人で昼食だな。」
「保幸くん、お弁当持ったぁ~?」
国世が裏声で聞いてきた。
き、気持ち悪いなぁ……。
「大丈夫。持ったよ。んじゃ」
「あぁ」
「さて、論吉くん。二人で一緒に食べよっ」
「国世、気持ち悪いぞ……」
「なんだよ~。つれないなぁ……。」
生徒会室前。
最近よく来るなぁ。
まぁ、俺も一応生徒会の一員になったわけだから、当然なんだが。
ガラガラ……。
「失礼しま……わっぷ」
ムニュッと、顔に柔らかい物が当たった。
しまった。
ノックしとけばよかったか?
いや、でもこれはこれで!
「わわわ!保幸くん!?は、離れて!」
「あ、すすす、すいません!」
俺は慌てて瑞姫先輩から離れる。
「あら、魅せてくれるわね」
「もう!二葉ちゃん!」
「ちゃ、茶化さないでくださいよ!」
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