第四話 学年最後のテストへ……!

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ガチャ。 扉を開ける音がした。 姉さんだな。 「さて、今日は保幸をどう起こそうか……、なんだ、つまらんな」 「残念でした。おはよう、姉さん」 「全く……だ!」 「ぐえっ!?」 姉さんは俺にヘッドロックを掛けた。 首辺りは苦しいが、後頭部には幸せが……、いやいやいや! 「どうだ!朝から姉に弄られて、そして朝から姉の乳の温もりを感じられるのだ!一石二鳥だろ?」 いや、むしろただの一石一鳥なのだが……。 あ、一石一鳥なんて言わないな。 「く、苦しいんですが……」 「何?もっとシてほしいのか?お安いご用だ!」 「ちょ……、姉……さん……」 まずい、おじいちゃんが見えてきた……。 こっちを見て手を振ってる……あれ? 確かおじいちゃん生きてるような……。 あの人誰だ!? 「まぁ、流石にお前を死なせるわけにはいかないな。そろそろ放してやるか」 姉さんが俺を解放する。 助かった……。 「さて、また今日から学校だろ?早く朝食食べに下りて来い。もちろん、飯は冷めてるからな」 「はいはい」 俺は急いで着替えて、下の階に行った。 今日はヘッドロック以外に、姉さんは大してちょっかいを掛けて来なかったな。 助かる……。
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