第四話 学年最後のテストへ……!

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「さて、いただくぞ」 「いただきます」 冷めてる以外はいつもの朝食。 そしていつものように家を出た。 全くと言っていいほどの、何も面白いことは起きないな。 「おはよう、論吉」 「あぁ、おはよう」 いつもの場所で論吉に出会う……けど、国世がいない。 「あれ?国世は?」 「さあな。連絡はない。まぁ、あいつに限って欠席はないだろう」 「だよな。そういえば、昨日はありがとうな。ゼニーズ、美味しかったぜ。姉さんも気に入ってたよ」 「そうか。それはよかった」 「あの後、論吉はどうしたの?」 「あの後か。あの後は……、正義の味方ごっこしてたよ」 「またまた冗談を」 「本当だ。」 …マジかよ。 まぁ、論吉の目を見る限りだと、本当みたいだな。 …何やってたんだろう。 深くは聞かないでおくか。 「では、そろそろ行くか。国世はいつか学校に来るだろう」 「だな」 とりあえず俺たちは、国世抜きで学校に向かった。 校舎に入る前に、瑞姫先輩と二葉先輩に出会った。 「おっはよ~!保幸くん!」 「おはよう。今日は一人足りないみたいね」 「おはようございます。瑞姫先輩、二葉先輩。国世は、おそらく遅刻です」 「あらら~。この学校は遅刻ゼロを目指してるのに~。じゃ、また後で!朝のこと、覚えてるよね?」 「忘れないようにね」 「はい。了解です!」
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