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「さて、いただくぞ」
「いただきます」
冷めてる以外はいつもの朝食。
そしていつものように家を出た。
全くと言っていいほどの、何も面白いことは起きないな。
「おはよう、論吉」
「あぁ、おはよう」
いつもの場所で論吉に出会う……けど、国世がいない。
「あれ?国世は?」
「さあな。連絡はない。まぁ、あいつに限って欠席はないだろう」
「だよな。そういえば、昨日はありがとうな。ゼニーズ、美味しかったぜ。姉さんも気に入ってたよ」
「そうか。それはよかった」
「あの後、論吉はどうしたの?」
「あの後か。あの後は……、正義の味方ごっこしてたよ」
「またまた冗談を」
「本当だ。」
…マジかよ。
まぁ、論吉の目を見る限りだと、本当みたいだな。
…何やってたんだろう。
深くは聞かないでおくか。
「では、そろそろ行くか。国世はいつか学校に来るだろう」
「だな」
とりあえず俺たちは、国世抜きで学校に向かった。
校舎に入る前に、瑞姫先輩と二葉先輩に出会った。
「おっはよ~!保幸くん!」
「おはよう。今日は一人足りないみたいね」
「おはようございます。瑞姫先輩、二葉先輩。国世は、おそらく遅刻です」
「あらら~。この学校は遅刻ゼロを目指してるのに~。じゃ、また後で!朝のこと、覚えてるよね?」
「忘れないようにね」
「はい。了解です!」
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