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キーンコーンカーンコーン………
ユイ「はぁ……。」
(3年間男子ばっかりとかキツぃ…。てか暁 蓮ってヤツ、入学式にもいなかったような……。)
?「ねぇねぇ!キミ。こっち来て❗」
ユイ「え?アタシ?」
?「そぅアンタ。付いて来て。」
アタシは知らない茶髪の男に付いて行った。
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アタシと茶髪の男はある教室の前に来た。
茶髪「じゃ!俺、頼まれただけだから!じゃね!」
ユイ「えっ!ちょっと❗」
茶髪の男は走ってどこかに行ってしまった。
ユイ(ここに入ればいいのかなぁ)。
ガラガラ………
アタシは教室に入った。
そこには、メガネをかけた男の人と、赤茶色の髪のチャラそうな男の人、そして黒髪でソファーに寝ている人がいた。
赤茶色「やっと来たか。」
ユイ「あの………💦💦」
(何?この人達。)
赤茶色「アンタを呼んだ用件は一つ。アンタは今日から生徒会に入ってもらう。」
ユイ「………。え?」
(何でアタシ?)
メガネ「アナタしかこの学園で女子がいないからです。」
(読まれた❗)
メガネ「女子一人は危ないでしょう?だから生徒会に入れて、私達に見守ってほしいと学園長から言われているのです。」
ユイ「いきなり言われても………。生徒会って仕事大変で、家に帰るの遅くなるし………💦」
赤茶色「アンタ何言ってんの?ここは全寮制。」
ユイ「え?全寮制って…………………。」
赤茶色「知らないのかよ。」
メガネ「ここは寮があって、2人一部屋で生活するんですよ。」
ユイ「でも、女子はアタシだけじゃ……。」
メガネ「あぁ。その件ですが、部屋の都合上そこに寝ている暁 蓮君と同室という事になってます。」
蓮「💤💤💤」
(コイツが暁 蓮…………。ってか朝、ぶつかった人じゃん……それより…)
ユイ「えぇェェェェェェ❗」
赤茶色「うるせぇ❗」
ユイ「ゴメンなさい。でも………」
赤茶色「決まった事にいちいち言うな。」
ユイ「嘘ぉ…。」
赤茶色「よし!今日は解散‼」
メガネ「分かりました。蓮さん。起きて下さい。」
蓮「………あぁ……終わったの?」
メガネ「はい。帰っていいですよ。」
蓮「帰って寝よ。」
(まだ寝るのかよ………)
ユイ「待って。アタシも行く!」
蓮「………………アンタ誰?」
(はぁぁぁ?朝会ったじゃん!)
ユイ「ヒド!アタシは如月結衣。ちなみにアンタと同じクラス!」
蓮「あっそ。」
(ムッカァァァ!そっちが聞いといて!)
蓮「行かないの?」
ユイ「あっ!待って。行く!」
そうしてアタシの学園生活が始まった。
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