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飲むというのはそのまま吸血ということだがゴールドは輸血パックの中身を使用するということで解決。捧げるについてもさっきやったように少し残
して捧げると言うことで解決させた。
《何年ぶりだろうな外界の空気を感じたのはさ》
「最後に使用されたのが今から20年ほど昔だったみたいだけど」
《そうか~、もうそんなにたつのか》
という会話をした後、
《よし、いくぞ相棒。まずはあの嬢ちゃんから魔力を奪ってるやつだ》
「了解……ってなんであんたが命令してんだぁぁぁぁ!!」
《ウホッ、良い突っ込み》
「そんなことしてる場合じゃないだろおぉぉぉぉ!!??」
突っ込みを入れながらもゴールドはシャマルの位置を特定した。
《Light Move》
そして一瞬でシャマルの前に移動する。
「えっ!?」
驚くシャマルを見上げ、
「非殺傷だけど血は出ると思うから」
《相棒の知り合いを襲った罪は果てしなく重いぜ、姉さんよぉ!》
そう言い放った。シャマルははっとしたように旅の鏡から手を抜き、もう一度突っ込む。目標は目の前にいるゴールド。
そして狙い通りゴールドのリンカーコアを摘出する。そして蒐集をしようとしたときだった。
《飛び散れ!Blood Impulse》
「ブラッドインパルス!」
一瞬速くゴールドが剣をシャマルの鳩尾に峰で叩き付ける。直後、衝撃音とともに衝撃波がシャマルの体を吹き飛ばす。
シャマルはそのままぐったりとして動かなくなった。
「シャマル!!てっめぇ~!よくもシャマルを……」
いつの間にか復帰したヴィータがグラーフアイゼンを振り回してくる。しかしゴールドは落ち着き払っていた。
「俺の能力についてはもう判っているよな?」
《たりめーよ!なかなか面白そうな能力じゃねーかよ》
「いくぞ!」
ゴールドはブラッディブレードに炎を纏わせる。さらに剣先にも炎が灯る。その炎はさっき放ったラケーテンハンマーのジェット代わりと同じ物だ。
「ダウンロード連続発動!ラケーテンハンマー!紫電一閃!」
そしてそのままラケーテンハンマーと同じように加速する。
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