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「恋符「マスタースパーク」!!」
「何っ!詠唱なしとチャージ無しで発動だとっ!」
同時に空へ駆け抜ける白い砲撃、いや魔砲はシグナムを飲み込み、結界を突き抜け彼方ヘ消えた。
『結界が破れたか。ヴィータ、私はシャマルを回収する。お前はシグナムを回収しろ。散った後いつもの場所へ』
『わぁたよ』「てめぇ、次会ったときは必ずぶっ潰してやる」
念話で話した2人はシャマルとシグナムを回収。てんで違う方向に散った。その後に残ったのは魔力を削られ意識不明のなのはと、
「こいつ……めちゃくちゃ使うな」
《相棒、大丈夫か?》
初めて放つマスタースパークの反動で魔力がかなり減って疲労しているゴールドだった。
「あれは一体なんだったんだい……」
「詠唱とチャージ無しでなんて威力だ」
「すごい……」
その威力になのはに駆け寄っていたフェイトたちはただ驚くばかりだった。
アースラ艦内
「結界が破れました!映像でます!」
その言葉とともにモニター上に映される映像。それはゴールドが放ったマスタースパークが空へ駆けていくところだった。
「何だ?あの馬鹿でかい魔力反応は」
クロノの少し驚いた声にエイミィが魔力値を調べる。その結果にエイミィは少し驚きが混じった声でクロノに言った。
「これ……ランクSオーバーだよ……一体どんな魔導師なんだろ」
「敵、逃走していきます!」
ほかの乗組員が叫ぶ。
「エイミィ!」
「今やってる!」
しかし、なかなか尻尾を掴めない。
「先ほどの砲撃の魔力残滓で追跡できません!」
「逃げる!ロック急いで!」
コンソールをひたすらたたき続けるがさっき乗組員が叫んだように魔力残滓が濃すぎて追いきれない。そのとき、モニターの1つが逃走している敵の1人をとらえる。それは赤髪の少女が桃色の髪の女性を抱えているところだったがクロノたちはその少女がもう片方に抱えているものに釘付けになった。
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