幸福の涙

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私は恐ろしいほど涙もろい。 小さな頃から母親に 「涙は我慢しなくていいんだよ」 と教えられてから、馬鹿みたいに素直に、そのまま育った。 道で転んだり、兄と喧嘩をしたり、悲しい映画をみたり、ピアノの発表会で失敗したり… 嬉しくても、悲しくても 常に私の成長に涙はあった。 ある意味泣くことは、私のライフワークみたいなものだ。
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