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「いただきます…。」
「あら、優輝どうしたの?」
明らかに不機嫌そうな優輝に母さんは尋ねた。もちろん、光輝は無視して食べ続ける。この朝の光景は、日常茶飯事になっている。
「光輝に殴られた…。」
「光輝も優しく起こさなきゃダメよ。」
とは言っているが、
(この子の寝起きの悪さは、天下一品なのよね。双子なのに、似てないわね。)
とまで考えている事は双子には内緒ということで…(←)
「……ごちそうさまでした。行ってきます。」
光輝は流しに茶碗を持っていき、そのまま玄関に向かって行った。
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