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彼は国王の前まで来ると、片膝を曲げ地面につけると頭を下げ
「用意が整いました。いつでも出発できます!!」
「ライル将軍、戦うしか道は無いのだろうか?」
ライルと呼ばれた彼は頭を下げたまま首を左右に振り
「敵国は我らとの、和平を望んでおりません。何度も使者を送りましたが、その使者達がどうなったか…」
今、この国は他国に侵略されようとしていた
これから始まる戦いが多くの若者の人生を変えることになる
「アーサー国王」
ライル将軍の言葉にアーサーは頷くと
「この国を【ガイサル・イル・ディラン】に渡すわけにはいかん」
ライル将軍は一礼すると全軍に通達を出し防衛作戦が開始された
この作戦で一人の少年が後に、全世界に名前を轟かせることになる
【突破王・ライル=ゲルニ】
そしてあれから、十年の時が経ち新たな新しい物語が今始まる
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