紅い満月

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古いお寺… 子供達の笑い声… 千羽鶴…? 頭痛が消えなんともないが、断片的に何かが流れた。 あれは一体… 「古いお寺…」 十夜も村人から多少の話しは聞いている。 自分はお寺で血塗れだったこと。 首に漢字の千のような傷があること そのお寺は弧寺院だったこと… だが千羽鶴の事は誰も何も言っていなかった。 …そこに行けば記憶が取り戻せるかもしれない… そう思い十夜はすぐさま歩き始めた 自分が倒れていたというお寺がある場所へと…
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