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てなわけで、新入生頑張ってくださいだの応援してますだのありきたりな言葉を並べた生徒会長挨拶は終了した。
どーでもいいけど、月姉の態度というか…様子が俺をシめる時と全く違かったのはどういう事だ?
無駄に礼儀正しいし、不公平だ!
そんな月姉も退場し、お次はいよいよ各クラスへの移動となった。
遅刻したからどんなクラスか全くわからん。いらん奴が一人居ること意外はな。
「よし、一年五組ついてこい!」
一組から順に移動していく中、ついに俺らも移動する番になった。
うっわ、あの人担任かよ…NERVの司令官だろ…。
「ああ~内村、緊張するなチクショー!少人数を生かして女子全員を俺のものにするにはどれだけかかるかなー!?」
「7億年くらいじゃないか?」
隣でうるさいクラスのいらん奴代表に言ってやるが、まるで聞いてないようで体をくねらせながらうねうね歩いていた。
お前なんてスオムスのいらん子中隊に送られてしまえ!
そして階段をいくつか登った先、三階の隅に我が五組の教室があった。
「ついたぞ、各自自分の名前のある席に座れ!」
言われたとおり各自自分の席についていく。
うお、山田って奴四人いるぞ。大丈夫か?
やっぱ少人数制だとどっか偏りがうまれるんだな。女子のが若干少ないし…。
うーん…情熱を、持て余す。
とはいえ、名簿順なのでそれほど時間がかかる事なく各自席につくことが出来た。
俺は廊下側の三番目…微妙だな。
「よお内村!」
やっぱり前は朝原か…その内シャーペンとか刺しちゃうかもな。
…ん……ま、まさか!!
「朝原…」
「ああ、内村…」
恐らく、一生のうちこの瞬間だけ俺と朝原は同じ事を考えていただろう。
教室の中央の女子の列、その最後尾に…シャナがいる!
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