温故知新

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閃光は周りを灼くように飛ぶ。 『これは………っ!!』 予想より速いスピードで飛んでくる閃光に、リヒティは反応が遅れた。閃光はギリギリで反応したリヒティを焼き殺さんと、その機体を貫こうとする瞬間――屈折して虚空へと弾き返される。 『どういうことだ?』 事態が飲み込めない的山は、その物理方式を無視した動きに唖然とする。だが、リヒティの機体をみてそれを理解する。 『私があなたの最終兵器の対策を打たないと思いましたか?』 そこには巨大な鏡をもつ機体が立っていた。
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