269人が本棚に入れています
本棚に追加
閃光は周りを灼くように飛ぶ。
『これは………っ!!』
予想より速いスピードで飛んでくる閃光に、リヒティは反応が遅れた。閃光はギリギリで反応したリヒティを焼き殺さんと、その機体を貫こうとする瞬間――屈折して虚空へと弾き返される。
『どういうことだ?』
事態が飲み込めない的山は、その物理方式を無視した動きに唖然とする。だが、リヒティの機体をみてそれを理解する。
『私があなたの最終兵器の対策を打たないと思いましたか?』
そこには巨大な鏡をもつ機体が立っていた。
最初のコメントを投稿しよう!