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的山も事態が飲み込めず立ち尽くしていたが、ある通信でことの真意がわかる。
「一佐!!生きてやすか?」
それは勝からのものであった。
「お……お前!!援護が遅すぎだろ!!」
「あんたが早よぅ動きすぎなだけです」
的山は安堵の息をこぼす。
「それより一佐もう撤退してくれやせんか?」
的山はその言葉に驚く。
「お前!!では誰がここでこいつを食い止めるんだ!!」
「心配ご無用っすよ。あいつが来やしたから」
……あいつって、まさか!!
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