温故知新

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クソッ!!何故斬れない!!。 リヒティは左腕に気をとられ武器を握る右腕を忘れていた。次の瞬間脇腹を何かが刺す。 『あんたの負けだ』 裕がそういったの同時に脇腹に刺さったものがわかる。それは針のように先の尖ったランスであった。 脇腹からはバチバチとその悲鳴をあげる電気回路が伺える。裕は漆黒の機体からその武器を抜いた。 『まさか……まさか私が負けるとは』 リヒティはそういうと脱出用スイッチを押して、爆発とともにその場から離れる。
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