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『たく……しょうがないわねぇ』
そう言う葵の声からため息が聞こえる。
「それより、もしかして仲間同士でやり合ったりしてませんよね?」
裕は兼ねてから一番心配していた事を言った。葵はそれを冷静に答える。
『今ここで三尉を殴ろうか?』
「いえ……結構です」
裕は本当に軽く殺意を感じたので黙る。
辺りは騒然としていて先程までの戦闘がウソのようだ。この戦闘は何が目的なのかはわからない。だが、世の中の動きが変わるように裕は感じた。
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