変動

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会議はそのまま的山の発言……というより追及した事実を隠して進め、終わった。 「アイツらムカつくんだけど!」 そう言って葵はいつものメンバーしかいない会議室のゴミ箱を蹴る。 「まぁ、落ち着け」 それをなだめるかのように的山は言った。 「だけど、このままでいいの一佐は?」 「連中の目的はわかってるからまぁ黙ったままではマズいな」 的山は無精髭のはえたアゴをさすりながら言う。それに裕は尋ねた。 「目的ってなんですか?」
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