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的山の手が止まった。そして深刻そうな顔をして言う。
「俺はここの指令を神崎のじぃちゃんから委託された。だが、これに刃向かったグループがいる」
葵は自分の祖父の名前が出てきて目の色を変えた。
「ちょっと待って!おじいちゃんに刃向かった派閥なんて……というか派閥競争自体ないはずよ!!」
「落ち着いて聞け!!」
的山は声を大きくして言う。葵は一度黙った。
「少し大きな問題になる……自衛隊と政府の争いだ」
話を聞いていた全員が驚きの表情にかわる。
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