変動

7/11
前へ
/494ページ
次へ
的山の手が止まった。そして深刻そうな顔をして言う。 「俺はここの指令を神崎のじぃちゃんから委託された。だが、これに刃向かったグループがいる」 葵は自分の祖父の名前が出てきて目の色を変えた。 「ちょっと待って!おじいちゃんに刃向かった派閥なんて……というか派閥競争自体ないはずよ!!」 「落ち着いて聞け!!」 的山は声を大きくして言う。葵は一度黙った。 「少し大きな問題になる……自衛隊と政府の争いだ」 話を聞いていた全員が驚きの表情にかわる。
/494ページ

最初のコメントを投稿しよう!

269人が本棚に入れています
本棚に追加