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「ほらな」
裕はニヤッと笑いながら言う。
「つまんねぇ~」
「まぁ、ちょっとの時間だけでも俺より上だったことを誇りに思え」
「なんだよそれ」
「そういうことだよ」
勝は「ヨシッ」と言って立ち上がる。
「今日は久しぶりにカラオケでも行くか!」
「いいなぁ~。二人の昇進祝をかねて」
「それじゃあ、決定!」
裕はドアの方に歩き、その丸いドアノブをひねる。
「それじゃあ行ってくる」
「じゃあ、良い知らせ期待しとるけんなぁ」
そう会話を交わして外に出る。
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