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的山は会議室に備え付けてあるコーヒーメーカーを押して白いカップにコーヒーを入れていた。
「一佐は父の友人だったんですね……」
琴美は顔を俯かせそう言った。
「あいつは防衛大からの友人でな、階級は俺の方が上だが腕はあいつの方が上だったよ」
「そうだったんですね」
琴美は嬉しそうに下を向いてた顔には、穏やかな笑顔が伺えた。
「っで、リヒティってやつは青葉の配下でやつに心酔してるってことですよね」
裕は今までの昔話を踏まえて自分なりの意見を言う。的山はコーヒーを啜りながら言った。
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