隔たり

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「確かに不思議な点はあるが実力的に昇格させたつもりだ。何か不満があるなら後で聞くから、な?」 そうなだめられては反論する余地も無いので黙り込む。 「さて、本題だ。100機、これは何の数字だと思うか?一尉」 葵は悩んだ上で答える。 「ここに配備してあるギャラントの数ですか?」 「違う!コレは今までお前が大破させてきたギャラントの数だ」 「もう、そんなにいっていたんですね」 「俺はいつも、経費を最大限抑えたいから、あまり敵機を傷つけるなと言っているはずだが?」 葵は小さい体を伸ばして机を バンッ と叩く。 「あっちをやらなきゃ、こっちがやられます!」
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