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「何故……何故、神崎一尉と劉崎三佐なんですか?危険な任務なら俺達のほうがいいんじゃないでしょうか!」
「自惚れるな!!」
的山はその発言にイラついた怒声を放つ。
「お前は死ぬ前提で話してないか?お前はそれだけ上官を信じてないということだ!」
「違います!俺は二人は女性であるという考えから……」
その瞬間――
裕の頬に激痛が走り、その場に吹き飛ばされたかのように倒れる。見えるのは、拳を震わせている的山の怒りながらも迷いのある目であった。
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