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だが、遅かった。数秒間に先行していた部隊は壊滅する。
『一体何が……』
裕は絶句した。自分の目の前にいた部隊が壊滅したのだからしょうがない。だが、何故か自分の部隊は無傷だ。
裕は試しに自機のハンドガンを壊滅した場所に投げ捨てる。するとハンドガンは地面に着く前に“爆発”した。
『?……どうなってんだ?』
裕の額から汗が落ちたその時、勝からの連絡が入る。
『苦戦しとるなぁ。二尉の部隊は木っ端微塵やし、おめぇも気をつけろよ』
無線の向こうで笑う勝が想像できる。
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