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『お前楽しんでるだろ?』
裕は正直に尋ねた。
『いやいやそんなことあらへんって。まあ俺の方でさっきの解析したからデータ送るわ』
早いな。
裕はそう思った。ものの数分で事態の情報処理をし、解析できるなど勝ぐらいしかいないと……。
勝から送られたデータで正体が分かった。“熱源探知地雷”である。地雷の上もしくはその半径1m以内の熱源は吹き飛ぶ仕掛けになっている。
『またややこしいもんを設置してくれたな』
裕は無線越しにボソッと呟いた。
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