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的山は小さく溜め息をつきながら、その反論に答える。
「俺は一尉の腕前をかっている。だが、それは任務の効率次第だ」
「だから言っているじゃないですか!無傷より足を止めたりしたほうが、相手を止めやすいって」
「それはあくまで最終手段だ。街を傷つけないようにするためにも無傷が一番ベストなんだ」
「ですけど……」
裕は分が悪いことを悟りフォローを入れる。
「一尉には私がちゃんと言うんで、もうこの辺で止めましょう」
「國館三尉は黙ってて!これは上官の喧嘩よ!」
この言葉を聞くのも何回目だろうか……。
聞き慣れた言葉の対応は余りにもアッサリしていた。
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