隔たり

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「後で始末書に反省文を書かせるんで、この辺で一旦止めません?」 「だから國館三尉は……」 その言葉を反対するかのように、的山はため息をつきながら言う。 「わかった、そうしよう……」 「わかって貰えて良かったです。それではこれで」 と言ってまだ、反論をしたがる葵を引き連れて退室しようとした。が、それを的山は制止する。 「待て國館三尉!お前にはまだ別の話があるから残ってもらいたい」 「私にですか?」 「あぁ、神崎一尉はもう退室していい。だが、お前には話がある」 葵はここでまた反論する。
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