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俺は何しとるんやろ?……そうやん!確か裕を守って死んだんや……。ってことはここは天国か三途の川か?
勝は自分の立っている空間をそう仮定した。
やけど、暗いにもほどがあるやろ。
勝の立っている場所から四方八方暗闇である。
あ~あ。これで俺の人生も終わりか……。
「お前はこんな所で諦めるっちゅうとや?」
「だって無理やろ……ってオッサン誰や!!」
不意に聞こえた声に見事なノリツッコミで応対する。
「俺か?俺はお前もよく知ってるやつだ」
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