隔たり

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的山は予期していた言葉がでたかのような顔をして言う。 「だから谷山となんだ」 「どういうことですか?」 「谷山は戦略や指揮など、頭がいい部分が多々あるが、パイロットとしてはノーマルだ。だが、お前は武力や腕前は、ウチの支部でも上位に食い込む腕をしている。二人が足りないとこ補ったら止めれるだろ?」 あの破壊神をどうやって御するきだよ! 裕は心の中でそう思うが、もう反論しても仕方ないと考え、次の言葉を紡ぎ出した。 「わかりましたよ。で、もう一つの話は何ですか」 的山は子どものような笑みでガッツポーズをした。 正直ムカつく……。 そう思う、裕の思いは無視して次の話に進めた。
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