隔たり

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「もう一つの話は新しい機体の話だ」 「新しい機体ですか?」 裕の現在使う機体は量産タイプのギャラントだが、そこまで古い訳ではない。 「まだ、更新は早いと思いますが?」 「いや、更新じゃないなぁ」 「じゃあ何ですか?」 「専用機のロールアウトだ」 裕は納得するかのように頷く。 軍用のギャラントは普通、下官には量産機と決まっている。だが、尉官になると専用機を発注出来るようになる。現に、葵のギャラントは通常より軽量化されており、サーベルも通常と違い二本装備されてある。 「神崎一尉のを見て分かると思うが、あんな感じだ」
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